「EPOS ポイント失効警告|更新手続きをお願いします」は詐欺メール|エポスカードを装う偽メールの件名一覧と見分け方

この記事のまとめ
「EPOS ポイント失効警告|更新手続きをお願いします」「至急 EPOS ポイントをご利用ください。」など、エポスカードを装う偽メールが連日送られています。実際に配信が確認された件名20種の一覧、本物との見分け方、対処法を解説します。
※このメールは「ポイント・マイル失効」を装うフィッシングの一種です。他ブランドを含めた全体の見分け方はこちら
実際に配信が確認された件名の一覧
エポスカードは、いま最も集中的に狙われているブランドのひとつです。2026年7月から9月にかけて、迷惑メール相談センターのモニターアドレスに20種類以上の件名が着信しています。
下記に一致する、または酷似する件名のメールは、リンクを開かないでください。
| 件名(実物) | 確認日 |
|---|---|
| エポスカードからのお知らせ:セキュリティ確認のお願い | 2026/9/17 |
| EPOSカード】ポイント有効期限に関するお知らせ | 2026/9/16 |
| ポイント有効期限迫るのご案内 | 2026/9/15 |
| エポスカードご利用制限に関する注意事項 | 2026/9/11 |
| エポスカードからのお知らせ:お支払額のご案内(お支払いがないかたにもお送りしております) | 2026/9/8 |
| 【EPOSカード要緊急対応】ご利用カードの不正取引を検知しました | 2026/9/3 |
| 【重要・最終案内】EPOS POINT有効期限が迫っています | 2026/8/31 |
| 【重要】エポスNetからのご案内(9月分ご請求額確定) | 2026/8/28 |
| EPOS ポイント失効警告|更新手続きをお願いします | 2026/8/27 |
| 【至急】EPOSポイント失効間近!早急に期限延長手続きを実施してください | 2026/8/24 |
| エポスポイント交換ページのご 案内 | 2026/8/21 |
| 【至急】EPOS ポイント失効間近 | 2026/8/19 |
| EPOS ポイント:銀行情報更新による期限延長のご案内 | 2026/8/13 |
| ポイント交換の最終期限が迫っています | 2026/8/12 |
| EPOS ポイント失効警告|銀行情報更新手続きをお願いします | 2026/8/10 |
| 至急 EPOS ポイントをご利用ください。 | 2026/8/7 |
| 【重要】保有 EPOS ポイントがまもなく失効します | 2026/8/6 |
| 【重要】EPOS ポイント失効間近 | 2026/8/5 |
| 【重要】EPOS POINT有効期限が迫っています|お早めにご利用ください | 2026/8/4 |
| 【通知】保有 EPOS ポイントの有効期限が迫っています | 2026/8/3 |
| 【EPOS】30,000ポイント貯まりました。お早めに交換・ご利用ください | 2026/7/28 |
| エポスカード確認依頼 | 2026/7/24 |
| 【重要】エポスポイントの有効期限が近づいています | 2026/7/21 |
出典:迷惑メール相談センター「要注意メール」(総務省委託・実際にモニターアドレスへ着信したメールの集計)
この表は、見た目どおりの文字で書いてあります。 実際の件名には、迷惑メールフィルターを避けるために画面に表示されない文字が仕込まれているものがあります(後述)。
なお、9月16日の件名にある 「EPOSカード】」 は誤記ではありません。開き括弧の「【」が抜けたまま配信されたものを、そのまま掲載しています。
本物のカード会社が、自社名を含む件名の括弧を片方だけ書き忘れることはまずありません。括弧が閉じていない、記号が片方だけ――こうした崩れは、そのまま危険信号です。同じ型の崩れは、9月15日の「ポイント有効期限迫るのご案内」(「迫るのご案内」という不自然な日本語)にも出ています。
2か月で20種類。同じ話を、言い方だけ変えて送ってきます
表を上から眺めてみてください。ほとんどが「ポイントが失効する」という同じ話です。
「失効間近」「有効期限が迫っています」「まもなく失効します」「失効警告」「最終期限」――言い方を変えているだけで、中身は変わりません。
つまり、1つ見分け方を覚えれば、この20種類すべてに効きます。 新しい件名が来ても、慌てる必要はありません。
一方で、9月に入ってからはポイントの話から離れた型が増えています。「ご利用制限」「不正取引を検知」「お支払額のご案内」――ポイント失効型を警戒している人に、別の入口から近づこうとしています。
エポスカードご利用制限に関する注意事項
(2026年9月11日)
【EPOSカード要緊急対応】ご利用カードの不正取引を検知しました
(2026年9月3日)
入口が変わっても、行き先は同じ偽サイトです。 「ポイントの話でなければ本物」ということにはなりません。
9月17日の型は、本物の注意喚起ごとコピーしています
エポスカードからのお知らせ:セキュリティ確認のお願い
本文には、エポスカード公式サイトの案内がそのまま移植されています。
お客様の「EPOSカード」に対して、セキュリティ上の問題が確認されましたため、一部のご利用を制限させていただきました。不正利用防止のため、本人認証サービス(3Dセキュア)の設定をお願いしております。 ご注意 フィッシングメール詐欺が増加しています。エポスカードを装った偽の電子メール・WEBサイトにご注意ください! 大切なお知らせ ・2026/9/7 - PINバイパス(暗証番号スキップ機能)の原則廃止について ・2026/8/14 - マルイの商品券エポスカードセンターでの交換終了のお知らせ
フィッシングメールが、「フィッシングにご注意ください」と書いています。
さらに「PINバイパスの原則廃止」「マルイの商品券の交換終了」という、実際のお知らせの見出しと日付まで並んでいます。本物のページを丸ごと複製して、リンク先だけ差し替えたとみられます。
ここから分かることは1つです。
メールの中に「フィッシングにご注意ください」と書いてあっても、そのメールが本物である証拠にはなりません。 本物を丸ごとコピーできる相手だと考えてください。
なお末尾には、こう書かれていました。
配信停止をご希望の場合は、下記アドレスまで空メールをお送りください。
同じ一文が、楽天カードを装う偽メール(2026年9月10日)の末尾にもありました。ブランドをまたいで同じ雛形が使われている証拠です。
件名に「見えない文字」が仕込まれています
表の件名のいくつかには、画面に表示されない文字が挿入されています。
- 8月27日の「EPOS ポイント失効警告|更新手続きをお願いします」は、E・P・O・S の1文字ずつのあいだに見えない文字が入っています
- 8月21日の「エポスポイント交換ページのご 案内」は、「ご」と「案内」のあいだに不自然な空白が入っています
- 多くの件名で、「EPOS」と「ポイント」のあいだの空白が、通常の空白ではない別の文字になっています
これは、メールサービスの迷惑メールフィルターをすり抜けるための細工です。フィルターは「EPOS ポイント」といった文字列を手がかりに危険なメールを検知しますが、間に見えない文字が入っていると別の文字列として扱われ、検知を回避できてしまいます。
見分けるコツは、件名をコピーして検索してみることです。 うまく検索できない、不自然な空白が入る、文字数がおかしいといった場合は、この細工を疑ってください。同じ手口は三菱UFJニコスを装う偽メールでも確認されています。
実際に確認されている偽メール
至急 EPOS ポイントをご利用ください。
(2026年8月7日に注意喚起)
【重要】保有 EPOS ポイントがまもなく失効します
(2026年8月6日に注意喚起)
【重要】エポスNetからのご案内(X月分ご請求額確定)
(2026年8月27日に注意喚起)
本文はいずれもほぼ同じで、次のように書かれています。
ご保有のEPOSポイントについて、有効期限が迫っております。期限内にご利用いただかない場合、該当ポイントが失効となります。失効したポイントは復元できません。3日以内にご利用をお願いいたします。 【ポイント失効に関するご案内】有効期限を過ぎたポイントはいかなる理由でも戻せません。
そして「ポイント詳細を確認する」のリンクで偽サイトへ誘導します。
最新の型:「EPOS ポイント:銀行情報更新による期限延長のご案内」(2026年8月13日)
8月に入り、**「銀行情報を更新すれば期限が延びる」**という新しい型が確認されています。これは前の型より危険です。
EPOS ポイント:銀行情報更新による期限延長のご案内
本文は次のとおりです(実際に配信されたものをそのまま掲載します)。
EPOSポイントについて、有効期限が迫っております。登録済みの銀行情報を更新していただくことで、ポイントの有効期限を延長することが可能です。 期限内に手続きを実施いただかない場合、該当ポイントが失効となります。失効したポイントは復元できません。 3日以内に銀行情報の更新手続きをお願いいたします。 期限までに情報更新が完了しない場合、保有ポイントが無効となるほか、アカウントに制限がかかる恐れがございます。 現在の保有ポイント数をご確認ください:◯◯ポイント 2026年08月13日23時59分をもってポイントが失効となります。 ポイント詳細を確認する 重要なご注意事項 長期間個人情報の更新が行われない場合、アカウントに利用制限が設定され、カード決済や各種サービスが一時的にご利用できなくなる可能性があります。 ※ポイント期限を過ぎると自動失効となります。早めのご対応をお願いいたします。 EPOSカード株式会社
「銀行情報を更新すればポイントの期限が延長される」という仕組みは存在しません。 ポイントの有効期限と銀行口座の情報は、まったく関係のない別々のものです。
この型は、単にログイン情報を盗むだけでなく、銀行口座情報の入力を正面から求めてくる点で、より直接的に金銭被害へつながります。「期限を延ばしてあげる」という親切そうな言い方に切り替えているぶん、警戒されにくくなっています。
同じ理屈は他ブランドでも使われており、日専連カードを装う偽メールでは「本人確認すればポイントが6-8か月延長される」と書かれていました。「手続きすれば得をする」と言われたら、逆に警戒してください。
この偽メールの特徴
1. 「3日以内」という極端に短い期限
本物のポイント有効期限の案内は、通常もっと余裕をもって届きます。「3日以内」「至急」と切迫した表現で即座の行動を迫るのは、考える時間と確認する時間を奪うためです。
2. 「いかなる理由でも戻せません」という脅し方
不安をあおる表現が過剰なのも特徴です。本物の案内は事実を淡々と伝えるもので、ここまで強い言葉で読者を追い込むことはまずありません。
3. 件名に句点がある不自然さ
「至急 EPOS ポイントをご利用ください**。**」と、件名の末尾に句点が付いています。企業の正規メールの件名で句点を打つことは少なく、違和感のポイントになります。また「EPOS」の前後に半角スペースが入っているのも、日本語の正規文面としては不自然です。
4. 具体的な情報が何もない
失効するポイント数も、失効予定日の具体的な日付も、宛名も書かれていません。本物なら必ず書ける情報が欠けているのは、不特定多数に一斉送信しているためです。
正しい確認方法
エポスカードのポイント(エポスポイント)には実際に有効期限があります。だからこそ「失効」と言われると疑いにくいのですが、確認方法さえ守れば被害は防げます。
残高と有効期限は、エポスカードの公式アプリ「エポスアプリ」または、自分でブックマーク・検索から開いた公式サイト(エポスNet)にログインして確認してください。 メールのリンクは使わないことが大事です。
そのほかの危険サイン
- 送信元アドレスやリンク先URLが、エポスカードの公式ドメイン(
eposcard.co.jp)と違う - メールのリンク先でカード番号・パスワード・セキュリティコードの入力を求められる
- 「配信番号:」など、意味のない項目が末尾に付いている
エポスカードが、メールのリンクからカード情報やパスワードの入力を求めることはありません。
もし入力してしまったら
エポスNetのパスワードを公式サイトからすぐに変更し、使い回している他サービスも変更します。カード情報を入力した場合は、カード裏面または公式サイトの番号からエポスカードに連絡し、利用停止・再発行を依頼してください。
不安なときは、警察相談ダイヤル:#9110、消費者ホットライン 188 に相談してください。
「これって詐欺?」で30秒チェック
- 選択式で30秒チェック
- スクショアップロードで詳細判定
- 完全無料・登録不要
困ったときの相談窓口
- 警察相談ダイヤル:#9110(平日8:30〜17:15・通話料有料)
- 消費者ホットライン 188(最寄りの消費生活センターへ)
- エポスカードの公式サポート窓口(カード裏面の番号へ)
進行中の被害・緊急時は 110番(警察)へ。
参考情報・公的情報源
編集部
警察庁・国民生活センターの公表情報をもとに、最新の詐欺手口を発信しています。


