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「ポイント失効」を装うフィッシングメールが一斉増加|「WAON POINTがまもなく失効予定です」などの偽メール見分け方

2026.07.06更新 2026.09.17約20分
「ポイント失効」を装うフィッシングメールが一斉増加|「WAON POINTがまもなく失効予定です」などの偽メール見分け方

この記事のまとめ

三井住友Vポイント・WAON POINT・Oki Dokiポイント・JRE POINT・楽天ポイント・ANA/JALマイルなど、「ポイントが失効します」という偽メールが多数のブランドで確認されています。実際に配信された件名一覧と、ブランド名だけを差し替えた「同じ枠」の見抜き方・対処法を解説します。

「【重要】Vポイント有効期限が迫っています」「【イオンカード】WAON POINT有効期限のお知らせ」――こうした件名のメールが、いま一斉にばらまかれています。

総務省から委託を受けて迷惑メールを監視している「迷惑メール相談センター」では、2026年7月に入ってから連日、三井住友Vポイント・WAON POINT・Oki Dokiポイント・SAISON POINT・JRE POINT・ANAマイル・JALマイルといった複数ブランドの「ポイントが失効する」偽メールが集中して報告されています。特定のブランドだけを狙うのではなく、多くの人が持っている身近なポイント・マイルを横断的に狙う"波"になっているのが、今回の大きな特徴です。

普段から「ポイントの有効期限」を気にしている人ほど、思わずURLをタップしてしまいがち。本記事で、本物と偽物の見分け方をしっかり押さえておきましょう。

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こんな連絡が来たら要注意(実際に確認された件名)

2026年7月1日〜3日に、迷惑メール相談センターへ実際に報告された偽メールの件名です。

三井住友Vポイント(三井住友カードを装う)

【重要】Vポイント有効期限が迫っています|お早めにご利用ください
【三井住友カード】ポイント有効期限のお知らせ
【本日中】****ptが失効します|今すぐ使わないと無効になります

「Vポイントの一部がまもなく有効期限を迎えます」「失効予定日 2026年7月23日」などと書き、「現金キャッシュバック」「Amazonギフト券」「ANAマイル・楽天ポイントへ交換」といった使い道を並べて偽サイトへ誘導します。Vポイントは利用者が非常に多いため、特に注意が必要です。

WAON POINT(イオンカードを装う)

【イオンカード】WAON POINT有効期限のお知らせ

「◯,◯◯◯ WAON POINTがまもなく失効予定です(延長手続きのご案内)」「失効予定日 2026年7月10日」などと書き、ポイント利用ページを装った偽サイトへ誘導します。

Oki Dokiポイント(JCBカードを装う)

【MyJCB】Oki Dokiポイント有効期限のお知らせ

「一部のポイントがまもなく有効期限を迎えます」「MyJCBへログインのうえご確認ください」と、偽のログイン画面へ誘導します。

SAISON POINT(セゾンカードを装う)

【重要】SAISON POINT有効期限が迫っています

「失効予定日 2026年7月5日」「有効期限を過ぎたポイントは再発行できません」と急がせます。

JRE POINT(えきねっと/JR東日本を装う)

【重要】JRE POINT失効予定のお知らせ

「保有されているJRE POINTの一部が有効期限を迎える予定です」と書き、確認ページを装った偽サイトへ誘導します。

ANAマイル

【至急】ANAマイル未反映のご案内!(期間限定)

「ボーナスマイルを獲得するには下記URLにアクセスし、簡単なアンケートに回答を」と、マイルを餌にログイン情報を盗もうとします。

JALマイル(JALマイレージバンクを装う)

JALマイレージバンク アカウント継続のお願い(期限:7月15日)

「大切なマイルが消える前に」「このまま何もしないとマイルがすべて無効になります」と不安を煽ります。

これらはすべてフィッシング詐欺です。件名やブランドは違っても、「ポイント/マイルが失効する→今すぐログインして手続きを」という同じ型でできています。

2026年8月に実際に配信が確認された件名一覧

「自分に届いたメールの件名がここにあるか」で確認できるよう、実際に配信が確認された件名をそのまま掲載します。下記に一致する、または酷似する件名のメールは、リンクを開かないでください。

ブランド件名(実物)確認日
JCB【ご確認】お客様のJCBポイント、まもなく有効期限を迎えます2026/8/7
JCB【MyJCBからのお知らせ】保有ポイントの有効期限に関するご確認2026/8/6
三井住友カード【重要】Vpassポイント進呈手続きのご案内2026/8/7
エポスカード至急 EPOS ポイントをご利用ください。2026/8/7
エポスカード【重要】保有 EPOS ポイントがまもなく失効します2026/8/6
セゾンカード【重要】永久不滅ポイントの有効期限が迫っております2026/8/6
American Express【American Express】保有ポイントの有効期限が近づいています2026/8/7
VISA【重要・最終案内】Visaカード有効期限のお知らせ2026/8/7
日専連カード【日専連カード】ポイント有効期限のお知らせ2026/8/7
JR東日本【重要】ポイント有効期限のお知らせ2026/8/7
楽天楽天ポイント失効前の最終ご案内2026/8/6
ANA【重要】ANAスカイコイン有効期限のお知らせ2026/8/5
ANA【ご確認ください】SKY COIN有効期限が迫っています2026/8/6
東京電力【TEPCO】ポイント交換おすすめ商品のご案内2026/8/6
イオン銀行【イオン銀行】WAON POINT有効期限に関するお知らせ2026/8/13
JCB[重要] J-POINT ポイント有効期限のお知らせ2026/8/13
セゾンカード【重要】保有ポイントの有効期限について2026/8/13
エポスカードEPOS ポイント:銀行情報更新による期限延長のご案内2026/8/13
ANA【最終通知】8月15日失効予定のANAマイルがございます2026/8/14
メルカリ【メルカリ】保有ポイントの失効に関するお知らせ2026/8/28
りそな銀行【重要】りそなクラブポイント有効期限のお知らせ|あと5日で失効します2026/8/28
セゾンカード期間限定ポイント有効期限のご確認2026/8/31
エポスカード【重要・最終案内】EPOS POINT有効期限が迫っています2026/8/30
楽天【楽天】ポイント受け取り期限が迫っています2026/8/30
NTTドコモ【ご確認ください】dポイント有効期限のお知らせNo.****)2026/9/3
ヨドバシカメラ【ヨドバシ】ゴールドポイント 有効期限間近のお知らせ2026/9/4
楽天【ご確認ください】まもなく失効するポイントがあります2026/9/3
楽天銀行6,000ポイントがまもなく失効予定です(延長手続きのご案内)2026/9/16
三井住友銀行ポイントの有効期限は2026年9月14日までです。2026/9/15
ライフカード【重要】LIFEサンクスポイント 繰越手続きのお願い2026/9/15

出典:迷惑メール相談センター「要注意メール」(総務省委託・実際にモニターアドレスへ着信したメールの集計)

※詐欺グループは件名を少しずつ変えて送信します。一字一句同じでなくても、似た言い回しであれば同じ手口と考えてください。 新しい件名が確認され次第、この表を更新します。

ブランド名を差し替えただけの「同じ枠」が回っています

表を眺めていると、気づくことがあります。ブランドは違うのに、件名の形がそっくりなのです。

いま確認できている代表的な「枠」は3つです。

枠1:「◯,◯◯◯ポイントがまもなく失効予定です(延長手続きのご案内)」

◯,◯◯◯ WAON POINTがまもなく失効予定です(延長手続きのご案内) (イオンを装う)

6,000ポイントがまもなく失効予定です(延長手続きのご案内) (楽天銀行を装う/2026年9月16日)

括弧の中まで一字一句同じです。変わっているのは、ポイントの名前と数字だけ。

枠2:「【重要・最終案内】◯◯有効期限のお知らせ」

【重要・最終案内】waon point有効期限のお知らせ (イオンを装う)

【重要・最終案内】ANAマイル有効期限のお知らせ (ANAを装う/2026年9月16日)

【重要・最終案内】EPOS POINT有効期限が迫っています (エポスカードを装う/2026年8月30日)

【重要・最終案内】Visaカード有効期限のお知らせ (VISAを装う/2026年8月7日)

4ブランドで同じ装飾です。

枠3:「【最終通知】◯◯,◯◯◯ポイントが◯月◯日に失効します|今すぐ交換を」

数字と日付を差し替えて使い回される枠です。実際に配信が確認されたものには、次のような形があります。

【最終通知】8月15日失効予定のANAマイルがございます (ANAを装う/2026年8月14日)

【本日中】****ptが失効します| 今すぐ使わないと無効になります (2026年7月3日)

【残り1日】三菱UFJポイント****ptがまもなく失効します (2026年7月14日)

この枠には特徴があります。 「◯,◯◯◯ポイント」「◯月◯日」という、受信者ごとに違うはずの数字が入っている点です。

そして、その数字はあなたの実際の残高とは関係ありません。 大量にばらまくメールに、ひとりひとりの本当のポイント数を入れることはできないからです。

だから、こう確認できます。

書かれているポイント数と日付を、公式アプリで見た自分の残高と比べる。合っていなければ偽物。

数字が合っていても安心はできませんが、合っていなければ、それだけで偽物と断定できます。

枠が分かると、知らないブランドでも見抜けます

この3つの枠を覚えておくと、まだ記事になっていないブランドの偽メールが届いても気づけます。

「【重要・最終案内】◯◯有効期限のお知らせ」という件名が、聞いたことのないポイント名で届いたら――それは新しい詐欺ではなく、同じ枠にブランド名を入れ替えただけです。

ブランド別の詳細(実際の件名と見分け方)

特に大量に送られているブランドは、実際の件名・本文を検証した個別記事にまとめています。ご自身に届いたメールのブランドから確認してください。

「【緊急】◯◯ポイントが3日後に失効します」というメールが届いたら

「3日後に失効」「本日中」「残り日数:まもなく」など、残り日数を強調して急がせる件名は、この手口の典型です。ブランド名や日数が違っても、狙いは同じです。

実際に確認されている例をいくつか挙げます。

  • 「【本日中】****ptが失効します|今すぐ使わないと無効になります」(三井住友カードを装う)
  • 「3日以内にご利用をお願いいたします」(エポスカードを装う)
  • 「残り日数:まもなく」(ANAスカイコインを装う)

こうした「あと何日」を強調する文面が届いたら、メールのリンクは踏まず、公式アプリ・公式サイトから自分で残高と有効期限を確認してください。本物のポイントは、正しい手順で確認すれば数分で状況がわかります。急がされること自体が、詐欺を疑う理由になります。

ポイント失効詐欺の典型的な手口

複数ブランドを装ってはいますが、詐欺グループの狙いと流れはほぼ共通しています。

手口1:「失効」で不安を煽り、偽ログイン画面へ誘導

「まもなく失効します」「有効期限を過ぎたポイントは再発行できません」と書いて焦らせ、メール内のボタンやURLをタップさせます。リンク先は本物そっくりの偽ログインページで、ここにID・パスワードを入力させて会員アカウントを乗っ取ります。

手口2:具体的な「失効予定日」で本物らしさを演出

「失効予定日 2026年7月5日」「有効期限 2026年7月10日」など、間近の日付を入れて「本当に期限が迫っている」と思い込ませます。日付を見た瞬間に慌ててしまい、送信元やURLを確認しないままタップしてしまう人が狙われます。

手口3:豪華な交換先を並べて「使わなきゃ損」と思わせる

「現金キャッシュバック」「Amazonギフト券」「ANAマイル・楽天ポイントへ交換」など、魅力的な使い道を並べて「失効させるのはもったいない」という気持ちを刺激します。得をしたい心理につけ込み、冷静な判断を奪うのが目的です。

なぜ騙されてしまうのか

ポイント失効メールに多くの人が引っかかってしまうのは、3つの心理が重なるためです。

ひとつめは損失回避。「せっかく貯めたポイントが消える」と言われると、人は得をするより損を避けたい気持ちが強く働きます。金額としては小さくても、「無駄にしたくない」という思いでつい行動してしまいます。

ふたつめは緊急性。「本日中」「7月5日まで」と期限を切られると、後で確認しようという冷静さが失われ、その場で手続きを進めてしまいます。

みっつめは"あるある感"。ポイントの有効期限通知は本物でも届くため、「いつものお知らせだろう」と警戒せずに開いてしまいます。今まさに「ポイント 有効期限 メール 本物?」と検索している人が多いのも、それだけ判断に迷う人が増えている証拠です。

危険サイン7つ(保存推奨)

以下に1つでも当てはまれば、詐欺の可能性が非常に高いです。

  1. メールのボタンやURLから「ログインしてID・パスワードを入力」するよう促される
  2. 「失効予定日 ○月○日」と、間近の日付で急がされる
  3. 「再発行できません」「今すぐ」「本日中」と焦らせる表現がある
  4. URLのドメインが公式と違う(見慣れない文字列、公式と1文字違い、.xyz/.top/.click など)
  5. 「現金キャッシュバック」など、ポイントの使い道として不自然に豪華な交換先が並ぶ
  6. 宛名が「お客様」だけで、自分の名前や正確な保有ポイント数が書かれていない
  7. 同じ時期に、別ブランドからも似た「失効メール」が届いている 8.「WAON poin」など、日本語に不自然な箇所がある

本物のポイント通知は、メール内のリンクからID・パスワードの入力を求めることは基本的にありません。

本物のポイント通知はこうしている

本物の有効期限のお知らせと、詐欺メールには次のような違いがあります。

ひとつめ、確認は公式アプリ・公式サイトから。Vpass(三井住友カード)、イオンウォレット、MyJCB、セゾンPortal、JRE POINT、ANAマイレージクラブ、JALマイレージバンクなど、各社は公式アプリや会員サイトを用意しています。ポイント残高や有効期限は、メールのリンクではなく、自分でアプリを開くかブックマークからログインして確認するのが正しい方法です。

ふたつめ、公式ドメインからの送信。本物のメールは各社の正式ドメイン(例:@vpass.ne.jp、@aeon.co.jp、@jcb.co.jp、@jreast.co.jp、@ana.co.jp、@jal.co.jp など)から届きます。差出人アドレスやリンク先URLが公式ドメインと違えば、まず詐欺と考えてください。

みっつめ、過度に急かさない。本物の期限通知は事実を淡々と伝えるもので、「本日中に」「今すぐ入力を」と行動を強く迫ることはほとんどありません。極端に急かしてくる時点で、詐欺を疑う理由になります。

なお、本物のポイント通知メールも存在するため、「メールが来た=詐欺」と決めつける必要はありません。大切なのは、メールのリンクは踏まず、必ず公式アプリ・公式サイトから自分でアクセスして確認することです。

もし被害にあったら

「URLからログインしてしまった」「ID・パスワードを入力してしまった」――そんなときは、被害を最小限に抑えるための初動が重要です。

即座にすべきこと

  1. 入力してしまったサービスのパスワードを、公式アプリ・公式サイトからすぐに変更する(ブックマークや検索から本物にアクセス)
  2. 同じパスワードを使い回している他のサービスも変更する
  3. カード情報を入力した場合は、カード会社に連絡して利用停止・再発行を依頼する

ポイントやマイルが勝手に使われていた場合

会員ページで交換・利用履歴を確認し、身に覚えのない交換があれば、すぐに各社のカスタマーサポートへ連絡してください。早く連絡するほど、被害の拡大を止められる可能性が高まります。

不安なとき・被害が疑われるとき

警察相談ダイヤル #9110、または消費者ホットライン 188 に相談してください。フィッシングメールそのものは、フィッシング対策協議会や迷惑メール相談センターへの情報提供も有効です。

予防のためにできる3つのこと

ひとつめ、ポイントの確認は「メールから」ではなく「アプリから」を習慣にする。有効期限が気になったら、メールのリンクではなく公式アプリを開いて確認します。このルールを徹底するだけで、ポイント失効詐欺はほぼ防げます。

ふたつめ、「失効」「本日中」の文字にこそ一呼吸置く。急かす言葉は、冷静な判断を奪うための"仕掛け"です。急かされたときほど、いったん手を止めて送信元とURLを確認しましょう。

みっつめ、パスワードを使い回さない。万一どこかで入力してしまっても、サービスごとにパスワードが違えば被害を1つに封じ込められます。可能なら二段階認証も設定しておきましょう。

「これって詐欺?」で30秒チェック

実際に怪しいメールが届いたら、無料の判定ツールで確認できます。

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困ったときの相談窓口

  • 警察相談ダイヤル #9110(平日8:30〜17:15・通話料有料)
  • 消費者ホットライン 188(最寄りの消費生活センターへ)
  • フィッシング対策協議会(フィッシングメールの情報提供)

緊急時は 110番(警察)または最寄りの警察署へ。

参考情報・公的情報源

本記事は以下の公的機関・公式情報源を参考に作成しています。最新情報や詳細は各機関の公式ページをご確認ください。

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LINEX
編

編集部

警察庁・国民生活センターの公表情報をもとに、最新の詐欺手口を発信しています。

本記事は 2026.07.06 時点の情報をもとに作成しています。判定や対策は参考情報であり、被害の可能性がある場合は速やかに警察(#9110)または消費者ホットライン(188)へご相談ください。

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