「【重要】永久不滅ポイントの有効期限が迫っております」は詐欺メール|セゾンカードを装う偽メールの件名一覧と見分け方

この記事のまとめ
「【重要】永久不滅ポイントの有効期限が迫っております」という偽メールが確認されています。セゾンの永久不滅ポイントは名前のとおり有効期限がなく、「有効期限が迫る」こと自体があり得ません。実例と見分け方、対処法を解説します。
※このメールは「ポイント・マイル失効」を装うフィッシングの一種です。他ブランドを含めた全体の見分け方はこちら
実際に確認されている偽メール
【重要】永久不滅ポイントの有効期限が迫っております
(2026年8月6日に注意喚起)
本文にはこう書かれています。
お客様がお持ちの「永久不滅ポイント」の中に、有効期限を迎えるポイントがございます。期限を過ぎますとポイントは失効となりますので、お早めにご確認ください。 失効予定の永久不滅ポイント ◯◯pt/有効期限:2026年8月7日(金)
そして「Netアンサーで確認・交換する」のボタンで偽サイトへ誘導します。
最新の型:「【重要】保有ポイントの有効期限について」(2026年8月13日)
8月に入り、「永久不滅」という言葉を件名から外した新しい型が確認されています。
【重要】保有ポイントの有効期限について
本文は次のとおりです(実際に配信されたものをそのまま掲載します)。
セゾンカ一ドポイント有効期限のお知らせ 本メールは株式会社クレディセゾンより送信しております。 平素よりセゾンカ一ドをご利用いただき、誠にありがとうございます。 ポイントの有効期限が近づいております お客様のカードアカウントに保有するセゾンカ一ドポイントのうち、◯◯ポイントがまもなく有効期限を迎えます。有効期限を過ぎたポイントは失効となり、後から復旧・再付与することができません。 ■有効期限 対象ポイント ◯◯pt 有効期限:8月20日23時59分 ■セゾンカ一ドポイントの活用方法 ・カードご利用代金へのキャッシュバック充当 ・各種ギフト券・人気商品との交換 ・提携ECサイトでのお買い物へ利用 ・航空会社マイル・提携先ポイントへ移行 ポイントを確認・交換する ※有効期限経過後のポイントの再発行・復旧は一切承れません。 株式会社クレディセゾン カスタマーセンター 受付時間:平日9:00~17:30(土日・祝日を除く)
注目すべき点が2つあります。
ひとつは、「永久不滅ポイント」ではなく 「セゾンカードポイント」という曖昧な呼び方に変えていること。前の型では「永久不滅ポイントの有効期限」と書いてしまい、無期限であるという事実と矛盾していました。名称をぼかすことで、その矛盾を隠そうとしたと考えられます。
もうひとつは、「セゾンカ一ド」の「一」が漢数字の「一」になっていること。正しくは長音記号(ー)の「セゾンカード」です。迷惑メールフィルターの検知を避けるため、見た目が似た別の文字に置き換える細工で、本文中に繰り返し使われています。
いずれの型であっても、セゾンカードで貯まるポイントは「永久不滅ポイント」であり、有効期限はありません。 呼び方を変えられても、この一点で見抜けます。
実際に配信が確認された件名の一覧
セゾンカードは、ほぼ毎日狙われているブランドです。2026年8月から9月にかけて、迷惑メール相談センターのモニターアドレスに次の件名が着信しています。
下記に一致する、または酷似する件名のメールは、リンクを開かないでください。
| 件名(実物) | 確認日 |
|---|---|
| 【セゾンカード】セキュリティシステム更新に伴う再認証の手続き | 2026/9/25 |
| 【要ログイン】セゾンカード 会員情報のご確認のお願い(期限:9月20日)No.**** | 2026/9/16 |
| 【重要】永久不滅ポイント進呈エラーのお知らせ(本日中にご確認ください)No.**** | 2026/9/15 |
| 【重要】SAISON CARD ご利用状況の確認のお願い | 2026/9/14 |
| 【要ログイン】セゾンカード 会員情報のご確認のお願い | 2026/9/11 |
| 【セゾン】ポイント保護・マイページ確認 | 2026/9/10 |
| 【重要】SAISON CARD:ご登録住所とは異なる地域からの高額決済検知について | 2026/9/8 |
| 【SAISON CARD】本人認証サービスに関するお知らせ | 2026/9/18・9/7 |
| 【セゾンカード】お知らせボーナスポイントが付与されました | 2026/9/17・9/3 |
| 【SAISON CARD】保有ポイントの有効期限が迫っています | 2026/9/2 |
| 9月お支払金額のお知らせ | 2026/9/1 |
| 期間限定ポイント有効期限のご確認 | 2026/8/31 |
| 【重要】セゾンカードご利用枠の見直しに関するお知らせ | 2026/8/28 |
| 【セゾンカード】カードご利用制限のお知らせ | 2026/8/25 |
| 【セゾン】永久不滅ポイント お支払いキャンペーン | 2026/8/21 |
出典:迷惑メール相談センター「要注意メール」(総務省委託・実際にモニターアドレスへ着信したメールの集計)
この表は、見た目どおりの文字で書いてあります。 実際の件名には、迷惑メールフィルターを避けるために通常の空白ではない文字が挿入されているものがあります(「セゾンカード」と「会員情報」のあいだ、「SAISON」と「CARD」のあいだなど)。
同じ件名を、期限だけ変えて繰り返し送ってきます
「【要ログイン】セゾンカード 会員情報のご確認のお願い」は、9月に3回確認されています。
【要ログイン】セゾンカード 会員情報のご確認のお願い(期限:9月5日)No**** (9月4日)
【要ログイン】セゾンカード 会員情報のご確認のお願い(期限:9月10日)**** (9月9日)
【要ログイン】セゾンカード 会員情報のご確認のお願い (9月11日・期限の表記なし)
中身は同じで、括弧内の期限だけが差し替わっています。 そして3回目には期限そのものが外れました。
「期限が書いてあるから急がなければ」と思ったら、それが狙いです。 同じ文面が、日付を変えて何度も送られています。
「もらえます」型にも注意
表のなかで、**「【セゾンカード】お知らせボーナスポイントが付与されました」**だけは毛色が違います。失効でも制限でもなく、ポイントがもらえたという知らせです。
「失効します」を警戒している人ほど、うれしい知らせには警戒が緩みます。入口が逆向きなだけで、行き先は同じ偽サイトです。
9月25日:偽メールが「検索してログインしてください」と書いています
【セゾンカード】セキュリティシステム更新に伴う再認証の手続き
ポイントの話から離れ、**「本人認証をやり直してください」**という型です。
今回、お客様のカードご利用に関して、セキュリティ上の確認事項が検出されたため、念のため再認証のお手続きをお願いしております。 お手続き項目 本人認証(3Dセキュア)確認 ご対応期限 2026年9月29日(火曜日) ※期日までにお手続きが完了しない場合、安全保護の観点からカードのご利用を一時的に制限させていただく場合がございます。
曜日は合っています(2026年9月29日は火曜日)。日付のズレで見抜ける型ではありません。
そのうえで、この偽メールにはこう書かれています。
※ご不明な点がある場合は、ブラウザから**「セゾンカード公式ホームページ」または「Netアンサー」を検索し、直接ログインして**ご確認ください。
これは、まったく正しい注意喚起です。 このページでもお伝えしている「メールのリンクを使わず、自分で公式サイトを開く」とまったく同じことを、偽メールが書いています。
なぜ書くのか。「ここまで丁寧に注意してくれるメールが偽物のはずがない」と思わせるためです。 そう書きながら、すぐ上には「セキュリティ認証ページへ進む」というボタンが置かれています。
同じ自己矛盾は、三菱UFJニコスを装う型(「フィッシングメールが発生していますのでご注意ください」と書きながらログインさせる)でも確認されています。
皮肉な話ですが、この一文はそのまま実行してください。 メールを閉じて、自分で「Netアンサー」を検索してログインする。そこに再認証の案内が出ていなければ、そのメールは偽物です。
「3Dセキュア」を名乗る再認証には気をつけてください
本人認証(3Dセキュア)は実在する仕組みです。だからこそ、名前を借りられます。
3Dセキュアの本当の認証は、あなたがネットで買い物をしたその場で行われます。メールで「事前に再認証しておいてください」と案内されることはありません。
そして再認証の画面でカード番号やパスワードを入れてしまうと、その情報がそのまま買い物に使われます。
決定的な見分け方:永久不滅ポイントに有効期限はない
クレディセゾンの「永久不滅ポイント」は、その名のとおり有効期限が設定されていないポイントです。セゾンカードの公式サイトでも、有効期限がなく失効を気にせず貯められる点が特徴として案内されています。
したがって、
- 「永久不滅ポイントの有効期限が迫っております」
- 「失効予定の永久不滅ポイント ◯◯pt」
という通知は、本物であればそもそも発生しません。 制度の前提と矛盾しているため、文面がどれだけ精巧でも偽物と断定できます。
詐欺グループは「ポイント失効」というテンプレートを各ブランドに流し込んで量産しているため、そのブランド固有の仕組みまでは合わせられていないのです。
そのほかの危険サイン
- 「失効予定日」が届いた翌日など、極端に近い日付になっている
- 宛名が「お客様」だけで、氏名や会員番号が書かれていない
- 送信元アドレスやリンク先URLが、セゾンの公式ドメイン(
saisoncard.co.jp)と違う - メールのリンク先でカード番号・パスワードの入力を求められる
セゾンカードが、メールのリンクからカード情報やパスワードの入力を求めることはありません。
セゾンをかたる偽メールは失効型だけではない
同じ時期、セゾンカードを装う偽メールは他の型でも大量に確認されています。
- 「【セゾンNetアンサー】ご登録情報の確認及び更新に関するお知らせについて」(7/31)
- 「セゾンカード お取引履歴に関するお知らせ」(7/30)
- 「8月お支払金額のお知らせ」(8/7)
「本人確認」「取引履歴」「請求額」など切り口を変えていますが、リンク先でログイン情報やカード情報を入力させるという狙いは共通です。件名が違っても、対処法は同じと考えてください。
正しい確認方法
ポイント残高は、セゾンの公式アプリ「セゾンPortal」または、自分でブックマーク・検索から開いた公式サイト「Netアンサー」にログインして確認します。メールのリンクは使いません。
もし入力してしまったら
Netアンサーのパスワードを公式サイトからすぐに変更し、使い回している他サービスも変更します。カード情報を入力した場合は、カード裏面または公式サイトの番号からクレディセゾンに連絡し、利用停止・再発行を依頼してください。
不安なときは、警察相談ダイヤル:#9110、消費者ホットライン 188 に相談してください。
「これって詐欺?」で30秒チェック
- 選択式で30秒チェック
- スクショアップロードで詳細判定
- 完全無料・登録不要
困ったときの相談窓口
- 警察相談ダイヤル:#9110(平日8:30〜17:15・通話料有料)
- 消費者ホットライン 188(最寄りの消費生活センターへ)
- セゾンカードの公式サポート窓口(カード裏面の番号へ)
進行中の被害・緊急時は 110番(警察)へ。
参考情報・公的情報源
編集部
警察庁・国民生活センターの公表情報をもとに、最新の詐欺手口を発信しています。


