「【水道局】水道料金が未納となっております」SMSは詐欺|水道局・自治体を装う偽メッセージの実例と見分け方

この記事のまとめ
「【水道局】水道料金が未納となっております」「《注意》水道が停止する可能性がございます。」というSMS・メールは詐欺です。全国の水道事業体が相次いで注意喚起しています。実例と、水道局が絶対にしないことを解説します。
「【水道局】水道料金が未納となっております」SMSは詐欺|水道局・自治体を装う偽メッセージの実例と見分け方
実際に確認されている偽SMS・偽メール
【水道局】水道料金が未納となっております
《注意》水道が停止する可能性がございます。
未納料金があるので給水停止する
いずれも短い文面にURLを添え、「支払い手続き」を装った偽サイトへ誘導します。リンク先で個人情報やクレジットカード情報を入力させるのが狙いです。
発信元が携帯電話番号(080・090・070で始まる番号)になっているのも特徴です。水道局が個人の携帯番号から料金の督促を送ることはありません。
全国で同時にばらまかれています
この手口の深刻さは、一つの地域の話ではないという点にあります。2026年7月から8月にかけて、各地の水道事業体・自治体が相次いで注意喚起を出しました。
東京都水道局(7月7日)、神奈川県(7月10日)、香川県広域水道企業団(7月9日)、函館市(7月23日)、松本市(7月24日)、小松島市(7月29日)、大淀町(7月30日)、天草市(8月5日)、八戸圏域水道企業団(8月13日)、岩出市(8月18日)——北海道から九州まで、別々の事業体が2か月足らずの間に続けて警告している状況です。
これは、詐欺グループが地域を問わず無差別に送信していることを意味します。「自分の住んでいる地域では聞かない」は、安全の理由になりません。
決定的な見分け方:水道局はSMSで支払いを求めません
香川県広域水道企業団は、注意喚起で次のように明言しています。
水道企業団がメールやSMSで水道料金の支払いを促すことはありません。
これはほぼすべての水道事業体に共通します。水道料金の請求や督促は、次の方法で行われるのが原則です。
- **検針票(使用水量のお知らせ)**が郵便受けやドアに投函される
- 納入通知書・請求書が郵送で届く
- 支払いが滞った場合も、まず書面で通知される
つまり、メールやSMSで突然「未納です」と言われた時点で、内容を読むまでもなく偽物と判断できます。
なぜ水道料金が狙われるのか
電気やガスと違い、水道は契約先を選べない公共サービスです。だからこそ「水道局」という差出人に疑いを持ちにくく、「役所からの通知だ」と受け止めてしまいます。
さらに水道は生活に直結します。「止められる」と言われれば、料金を確認するより先に手続きしようとしてしまう——この反射を突いてきます。
水道料金は2か月に1回の請求が一般的で、金額を正確に覚えている人はほとんどいません。**「そういえば払ったかどうか記憶があいまい」**という状態が、詐欺グループにとって好都合なのです。
そのほかの危険サイン
- 発信元が携帯電話番号(080/090/070)になっている
- リンク先URLが、自治体・水道局の公式ドメイン(
.lg.jpや.jpの公式サイト)と違う - 「本日中」「◯時間以内に」と極端に急かす
- 支払い方法として、コンビニ決済・電子マネー・クレジットカードのみを指定してくる
- 宛名も、お客様番号も、具体的な金額も書かれていない
正しい確認方法
心当たりがないときは、まず手元の検針票を見てください。 直近の使用量と料金、そして問い合わせ先の電話番号が載っています。
不安が残るときは、検針票や自治体の公式サイトに記載された水道局の電話番号に、自分からかけて確認します。SMSに書かれた番号やリンクは絶対に使いません。
自治体の水道局は平日日中の受付が基本ですが、急いで支払う必要はありません。 本当に未納があっても、メール1通で即日給水停止になることはなく、必ず事前に書面での通知があります。
もしリンクを開いて入力してしまったら
クレジットカード情報を入力した場合は、すぐにカード会社に連絡して利用停止・再発行を依頼してください。あわせて利用明細を確認し、身に覚えのない請求があれば申告します。
銀行口座情報を入力した場合は、取引のある金融機関に連絡して口座の保護を相談してください。
氏名・住所・電話番号を入力しただけでも、別の詐欺の連絡先リストに使われる可能性があります。しばらくは不審な電話やメールに警戒してください。
不安なときは、警察相談ダイヤル:#9110、消費者ホットライン 188 に相談してください。
訪問・電話で来る「水道」の詐欺にも注意
同じ「水道」を口実にした詐欺は、SMS以外の経路でも起きています。「水道局の者ですが、料金が未納です」と訪問して現金を求めるケースや、「水漏れの点検です」と言って高額な工事契約を迫るケースです。
いずれも、その場で支払わない・契約しない・家に上げないが原則です。詳しくは屋根・水道・シロアリの点検商法の見分け方をご覧ください。
「これって詐欺?」で30秒チェック
「この水道局からのSMS、本物?」と迷ったら、無料の判定ツールで確認できます。
- 選択式で30秒チェック
- スクショアップロードで詳細判定
- 完全無料・登録不要
困ったときの相談窓口
- 警察相談ダイヤル:#9110(平日8:30〜17:15・通話料有料)
- 消費者ホットライン 188(最寄りの消費生活センターへ)
- お住まいの自治体の水道局(検針票記載の番号へ)
進行中の被害・緊急時は 110番(警察)へ。
参考情報・公的情報源
本記事は以下の公的機関・公式情報源を参考に作成しています。最新情報や詳細は、お住まいの自治体の公式ページをご確認ください。
編集部
警察庁・国民生活センターの公表情報をもとに、最新の詐欺手口を発信しています。


