「【重要】りそなクラブポイント有効期限のお知らせ|あと5日で失効します」は詐欺メール|りそな銀行を装う偽メールの見分け方

この記事のまとめ
「【重要】りそなクラブポイント有効期限のお知らせ|あと5日で失効します」という偽メールが確認されています。マイゲートへのログインを装って情報を盗む手口の実例と、本物との見分け方・対処法を解説します。
※このメールは「ポイント・マイル失効」を装うフィッシングの一種です。他ブランドを含めた全体の見分け方はこちら
実際に確認されている偽メール
同じ内容で、件名を変えた2種類が確認されています。
【重要】りそなクラブポイント有効期限のお知らせ|あと5日で失効します
(2026年8月28日に注意喚起)
【重要】りそなクラブポイント有効期限のお知らせ
(2026年8月31日に注意喚起/「あと5日で失効します」を外した版)
本文は次のとおりです(実際に配信されたものをそのまま掲載します)。
平素よりりそな銀行をご利用いただき、誠にありがとうございます。 【重要】ポイント有効期限のお知らせ お客様が保有されているりそなクラブポイントの一部が、まもなく有効期限を迎えます。 有効期限が近づいているポイント *****ポイント 有効期限:2026年8月31日(月)まで 有効期限までにご利用(ポイント交換)いただけなかったポイントは、自動的に失効いたします。失効後の復活はできませんので、お早めにご確認・ご交換をお願いいたします。 今すぐログインして確認・交換する ※上記ボタンはマイゲートまたはりそなグループアプリへのログインページへ誘導します。 【ご注意】 ・有効期限までにポイント交換をお申込みされた場合でも、会員情報が確認できないなどの理由でエラーとなった場合はポイントが失効します。
9月には「りそなカード」を名乗る版が出ています
りそなポイント有効期限のお知らせ
(りそなカードを装う/2026年9月8日)
8月版が「りそな銀行」「りそなクラブポイント」だったのに対し、9月版は**「りそなカード株式会社」「りそなポイント」**と名乗りが変わっています。
お客様が現在保有されているりそなポイントのうち、一部の有効期限が近づいております。有効期限までに交換手続きが完了されない場合、当該ポイントは自動的に失効し、お戻しいただけません。 保有ポイント:ポイント/対象ポイント:ポイント/有効期限:2026年9月15日(火)/交換手続き:未完了 なお、システム切替に伴い、当面の間は郵送による明細書でのポイント通知を休止しております。
「システム切替に伴い、郵送による通知を休止しております」という一文に注目してください。 これは「郵便で確認しようとしても届きませんよ」と、確認手段を先回りして塞ぐための作り話です。8月版にはなかった追加で、手口が改良されています。
こう書かれていても、確認の方法は変わりません。りそなグループアプリか、自分でブックマークした公式サイトから残高を見る。 郵便が来ないことは、メールのリンクを踏む理由になりません。
なお、同じ9月にはりそなカードの請求通知を装う「9月分のお支払い金額が確定しました」も確認されています。同じブランドで、失効型と請求型が並行して送られています。
ポイントの話をやめ、「本人確認」を求める型に切り替わりました
【りそなカード】本人確認手続きのお願い
(りそなカードを装う/2026年9月10日)
本文は次のとおりです(実際に配信されたものをそのまま掲載します)。
平素よりりそなカードをご利用いただき、誠にありがとうございます。当社では、お客様に安心・安全にカードをご利用いただくため、定期的な本人確認をお願いしております。お手数ではございますが、下記のボタンよりお手続きをお願いいたします。 手続き期限:2026年9月15日(火)まで ※期限内にお手続きいただけない場合、カードのご利用を一時的に制限させていただく場合がございます。 本人確認手続きはこちら ■お問い合わせ先 電話番号(通話料無料) 受付時間 9:00〜17:00(年中無休) ※本メールに心当たりのない場合は、お手数ですが上記問い合わせ先までご連絡ください。
ポイントの話が一切なくなり、「安全のための定期的な本人確認」という、もっともらしい口実に変わりました。急かす表現もなく、脅し文句もありません。 これまでの失効型より、ずっと落ち着いた文面です。
決定的な証拠:同じ「りそなカード」なのに、窓口の受付時間が違います
それでも、2通を並べると答えが出ます。
| 9月8日の偽メール | 9月10日の偽メール | |
|---|---|---|
| 名乗り | りそなカード株式会社 お客様サービスセンター | りそなカード株式会社 |
| 受付時間 | 9:00〜17:30(土・日・祝日を除く) | 9:00〜17:00(年中無休) |
同じ会社の同じ窓口が、2日のあいだに受付時間も営業日も変わることはありません。 どちらか一方、あるいは両方が作り物です。
本物のりそなカードの受付時間を知らなくても、「2通が食い違っている」という事実だけで両方を疑えるのが、この見分け方の強いところです。偽メールは同じブランドを何度も狙うので、届いたメールは消さずに並べて見比べてみてください。
「心当たりがなければ連絡してください」に応じてはいけません
この偽メールでいちばん危ないのは、最後の一文です。
※本メールに心当たりのない場合は、お手数ですが上記問い合わせ先までご連絡ください。
親切に見えますが、これは詐欺グループの電話番号へ誘導する一文です。
「リンクは踏まなかったが、念のため電話で確かめよう」という、警戒心のある人ほどここに引っかかります。電話に出るのは本物のカード会社ではありません。そこで口座番号や暗証番号を聞き出されます。
確認の電話は、メールに書かれた番号ではなく、カードの裏面か公式サイトに載っている番号にかけてください。 メールの中にある情報は、電話番号も含めて一切使わない――これが原則です。
見分け方1:「あと5日」というカウントダウンが付け外しされている
注目すべきは、3日違いで件名から「|あと5日で失効します」が消えている点です。
これは、詐欺グループが同じ本文のまま件名だけを差し替えて配信を続けていることを示しています。件名を変えるのは、迷惑メールフィルターの学習を回避し、同じ文面を長く使い回すためです。
つまり、件名が違っても中身は同じ。「あと5日」「あと3日」など数字が変わった版が届いても、同じ手口と考えてください。
見分け方2:「ログインページへ誘導します」と自ら書いている
本文には次の但し書きがあります。
※上記ボタンはマイゲートまたはりそなグループアプリへのログインページへ誘導します。
一見すると親切な説明ですが、これは「ログイン情報を入力させたい」という意図の裏返しです。本物の通知は、わざわざボタンの遷移先を説明しません。
そして実際のリンク先は、マイゲートではなく偽のログイン画面です。メールが自分で「安全な遷移先です」と説明していても、根拠にはなりません。
見分け方3:脅し文句が不自然に細かい
有効期限までにポイント交換をお申込みされた場合でも、会員情報が確認できないなどの理由でエラーとなった場合はポイントが失効します。
「手続きしても失効することがある」と書くことで、「今すぐ・確実に・このボタンから」やらなければという焦りを生んでいます。もっともらしい注意書きで行動を急がせる、典型的な設計です。
そのほかの危険サイン
- 保有ポイント数が伏せ字(*)のままで、具体的な数字が入っていない
- 宛名がなく、口座情報も一切書かれていない
- 送信元アドレスやリンク先URLが、りそな銀行の公式ドメイン(
resonabank.co.jp)と違う
銀行名をかたる偽メールは被害が大きくなりやすい
「りそな銀行」という銀行名が入るだけで、メールの信頼度は一気に上がります。しかし、銀行のログイン情報を偽サイトに入力すると、ネットバンキングの不正送金にまで発展するおそれがあります。
この偽メールが誘導先として挙げている「マイゲート」は、りそな銀行のインターネットバンキングです。ポイントの話に見えて、実際に狙われているのは口座そのものという点を忘れないでください。
金額の小さい話だからと油断せず、他のブランドの失効メールより一段強く警戒すべき型です。
10月:件名の形が、他社とそっくり同じになりました
【要確認】りそなクラブポイント有効期限のお知らせ(2026年10月12日)No.*****
(2026年10月6日)
この件名の形を覚えてください。
【要確認】+〈会社名〉ポイント有効期限のお知らせ+(日付)+No.*****
まったく同じ形が、9月末から10月にかけて6つの会社の名前で確認されています。
| 確認日 | 名前を使われた会社 | 件名 |
|---|---|---|
| 9月28日 | エポスカード | 【要確認】エポスポイント有効期限のお知らせ(2026年9月30日)No.***** |
| 9月29日 | 三菱UFJカード | 【要確認】ニコスポイント有効期限のお知らせ(2026年9月30日)No.***** |
| 10月1日 | UCSカード | 【要確認】UCSカード ポイント有効期限のお知らせ(2026年10月03日)No.***** |
| 10月5日 | オリコカード | 【要確認】オリコポイント有効期限のお知らせ(2026年10月07日)No.***** |
| 10月6日 | りそな銀行 | 【要確認】りそなクラブポイント有効期限のお知らせ(2026年10月12日)No.***** |
| 10月8日 | JRE POINT | 【要確認】JRE POINT 有効期限のお知らせ(2026年10月12日)No.***** |
変わっているのは会社名とポイント名、そして日付だけです。
だから「よく書けているか」で判断しないでください
この型は、各社の制度を調べたうえで書かれています。 ポイントの呼び方も、会員サイトの名前も、交換先の例も合っています。文面の粗探しでは見抜けません。
代わりに、この形を覚えてください。
- 【要確認】で始まる
- 件名の中に日付が入っている
- 末尾に「No.」と番号が付いている
この3つがそろっていたら、会社名が何であっても同じものです。
そして、どれであっても確認方法は同じです。 メールを閉じて、りそな銀行のアプリか、自分で開いた公式サイトでポイントを見る。それだけで済みます。
正しい確認方法
ポイント残高と有効期限は、りそなグループアプリ、または自分でブックマーク・検索から開いた公式サイトのマイゲートにログインして確認してください。メールのリンクは絶対に使いません。
不安が残るときは、通帳やキャッシュカードに記載の電話番号、または公式サイトのお問い合わせ窓口に自分から連絡します。
なお、りそな銀行を装う偽メールは、ポイント失効型以外にも「りそな銀行 デビットカードご利用のお知らせ」「【重要】口座情報照合処理に関するお知らせ」など複数の型が確認されています。入り口が違っても、対処法は同じです。
もし入力してしまったら
マイゲートのログインパスワードを、公式サイト・公式アプリからすぐに変更してください。 そのうえで、りそな銀行の緊急連絡窓口に即座に連絡し、不正なログインや送金がないか確認してもらいます。
ネットバンキングの不正送金は、初動の速さがすべてです。夜間や休日でも、各銀行に緊急連絡の窓口があります。ためらわずに連絡してください。
あわせて、同じパスワードを使い回している他のサービスもすべて変更します。不安なときは、警察相談ダイヤル:#9110、消費者ホットライン 188 へ。
「これって詐欺?」で30秒チェック
「このりそな銀行からのメール、本物?」と迷ったら、無料の判定ツールで確認できます。
- 選択式で30秒チェック
- スクショアップロードで詳細判定
- 完全無料・登録不要
困ったときの相談窓口
- 警察相談ダイヤル:#9110(平日8:30〜17:15・通話料有料)
- 消費者ホットライン 188(最寄りの消費生活センターへ)
- りそな銀行の緊急連絡窓口(通帳・キャッシュカード記載の番号へ)
進行中の被害・緊急時は 110番(警察)へ。
参考情報・公的情報源
編集部
警察庁・国民生活センターの公表情報をもとに、最新の詐欺手口を発信しています。


