マイナンバーを装う詐欺の見分け方|「マイナポイント手続き」電話・SMS

この記事のまとめ
「マイナンバーカードに不備があります」「マイナポイントの手続きが」――こうしたSMS・電話はマイナンバー詐欺の典型例です。手口、見分け方、対処法を解説します。
「マイナンバーカードの情報に不備があります。下記URLから確認してください」――こんな SMS が届いたら、ほぼ間違いなくマイナンバー詐欺です。
マイナンバーカードの普及とマイナポイント制度の導入に乗じて、マイナンバー詐欺の被害が急増しています。本記事では、典型的な手口、危険を見抜く7つのサイン、被害にあったときの対処法を解説します。
こんな連絡が来たら要注意(実例3つ)
実例1:マイナンバー登録不備SMS
【総務省】マイナンバーカードの登録情報に不備があります。本日中に下記URLから確認手続きをお願いします。 https://my-number-jp.xxx.com/
実例2:マイナポイント手続き電話
「市役所のマイナンバー担当の○○です。マイナポイント2万円分のお手続きが完了していません。本日中に処理が必要なので、お近くのATMでお手続きをお願いします」
実例3:マイナンバーカード更新メール
マイナンバーカードの電子証明書が期限切れになります。下記から更新手続きをしてください。手続きしないとカードが無効になります。 https://my-number-renewal.xxx.net/
これらはすべて典型的なマイナンバー詐欺です。本物の総務省・市役所が、SMS や電話で「ATMでの手続き」を求めることはありません。
マイナンバー詐欺の典型的な手口
詐欺グループは、おもに3つのパターンでマイナンバー詐欺を仕掛けてきます。
パターン1:偽サイトで個人情報窃取
「マイナンバーカードの情報確認」と称した偽サイトに誘導し、マイナンバー、氏名、生年月日、住所、銀行口座番号などを入力させます。盗まれた情報は不正口座開設や本人なりすましに使われます。
パターン2:ATM誘導による還付金型詐欺
「マイナポイントが受け取れていない」「還付金がある」と電話で告げ、ATMでの「受け取り手続き」を指示します。実際にはマイナンバーは関係なく、典型的な還付金詐欺の手口です。
パターン3:マイナンバーカード偽更新
「電子証明書の期限切れ」を理由に偽サイトに誘導し、マイナンバー情報や暗証番号を盗みます。本物の更新は5年に一度で、市役所窓口での対面手続きが必要です。
なぜ騙されてしまうのか
マイナンバー詐欺に多くの人が引っかかってしまうのは、3つの心理的な仕組みが重なるためです。
ひとつめは制度への不慣れ。マイナンバーカードやマイナポイントの制度は比較的新しく、「手続きを忘れているかも」「何か届けが必要だったかも」と不安に思う人が多いのです。
ふたつめは公的機関への信頼。「総務省」「市役所」「マイナポータル」など、公的機関の名前を出されると警戒心が下がります。
みっつめは「無効になるかも」という損失恐怖。「カードが無効になる」「マイナポイントがもらえなくなる」と書かれると、急いで手続きしてしまいます。
危険サイン7つ(保存推奨)
以下に1つでも当てはまれば、詐欺の可能性が極めて高いです。
- SMSで「マイナンバーカード」「マイナポイント」の手続きを促される
- URLに公式ドメイン(.go.jp、.lg.jp)が含まれていない
- 「本日中」「期限切れ」と急がせる
- マイナンバー、暗証番号、銀行口座の入力を求められる
- ATM での手続きを指示される
- 「090」「080」などの携帯番号からの電話
- メールアドレスが個人のような形式(gmail.com、yahoo.co.jp)
本物の総務省・市役所は、SMSやメールで個人情報入力を求めることはありません。
本物のマイナンバー手続きはこうしている
本物のマイナンバーカード関連の手続きは、必ず次のいずれかの方法で行われます。
ひとつめ、市役所・区役所窓口での対面手続き。マイナンバーカードの発行・更新・暗証番号変更は、すべて住民票のある市区町村窓口で対面で行います。
ふたつめ、マイナポータル(myna.go.jp)からの公式手続き。URLは必ず myna.go.jp(.go.jp ドメイン)です。それ以外のドメインは偽サイトです。
みっつめ、公式郵便物による通知。電子証明書の更新案内などは、登録住所への書面で送られます。SMSやメールで通知することはありません。
マイナンバーカード関連の公式URLは必ず myna.go.jp または go.jp ドメインです。それ以外は全て偽物。
もし被害にあったら
「URLからログインしてしまった」「マイナンバーや暗証番号を入力してしまった」――そんなときは、被害最小化のための初動が重要です。
即座にすべきこと
- 市区町村役場のマイナンバー担当窓口に連絡
- マイナンバー総合フリーダイヤル 0120-95-0178
- 警察相談ダイヤル #9110
マイナンバーを盗まれた場合
マイナンバー自体は法律で利用範囲が制限されているため、それだけで悪用される可能性は限定的です。ただし氏名・住所・生年月日と組み合わせて悪用される可能性があるので、市役所と警察に届け出ます。
ATMでお金を振り込んでしまった場合
「マイナポイント還付金」と称してATMを操作させられた場合、実態は還付金詐欺です。即座に銀行に連絡して振込停止・組戻し依頼を行ってください。
予防のためにできる3つのこと
ひとつめ、マイナンバー関連の連絡は SMS・電話・メールを信用しない。すべての本物の手続きは市役所窓口かマイナポータル(myna.go.jp)から行えます。
ふたつめ、不明な連絡を受けたら、いったん電話を切って自分から市役所に確認。市役所の代表電話番号は自治体公式サイトに掲載されています。
みっつめ、家族で情報共有。とくに高齢のご両親には「マイナンバーは絶対に他人に教えない」「ATM での手続きはしない」とルールを伝えておきます。
「これって詐欺?」で30秒チェック
実際に怪しい連絡があったら、無料の判定ツールで確認できます。
- 選択式で30秒チェック
- スクショアップロードで詳細判定
- 完全無料・登録不要
困ったときの相談窓口
- マイナンバー総合フリーダイヤル 0120-95-0178
- 警察相談ダイヤル #9110(24時間・通話料無料)
- 消費者ホットライン 188(最寄りの消費生活センターへ)
緊急時は 110番(警察)または最寄りの警察署へ。
参考情報・公的情報源
本記事は以下の公的機関・公式情報源を参考に作成しています。最新情報や詳細は各機関の公式ページをご確認ください。
編集部
警察庁・国民生活センターの公表情報をもとに、最新の詐欺手口を発信しています。


