「スマホ壊れた」家族なりすましSMS・LINEの見分け方|新しい番号を装う手口

この記事のまとめ
「スマホが壊れて番号が変わった」というSMS・LINEで子どもや家族になりすまし、新しい連絡先を登録させてからお金や決済を頼む詐欺が増加。特に高齢の親が狙われます。文面の特徴と、本人確認のしかたを解説します。
「お母さん?スマホ壊れちゃって、今は別の番号なんだ。この番号を登録しておいて」――こんなメッセージが届いたら、家族なりすまし詐欺を疑ってください。
これは、以前から海外で「ハイ・マム詐欺(Hi Mum詐欺)」と呼ばれてきた手口の日本版です。電話だと声で気づかれてしまうため、あえてSMSやLINEの文字だけでやり取りし、親心につけ込んでお金をだまし取ります。
典型的な流れ
ステップ1:「番号が変わった」と連絡
「スマホが壊れた」「水没した」「機種変更した」などの理由で、「これが新しい番号・アカウント」と伝えてきます。まずは新しい連絡先を登録させ、やり取りの土台を作ります。
ステップ2:信頼させる会話
いきなりお金の話はせず、少し世間話をして「本人らしさ」を演出します。相手が親だと思い込んで話すうちに、家族構成などの情報を引き出されることもあります。
ステップ3:お金・決済を頼む
「急な支払いがあるのに、スマホが壊れて手続きできない」「立て替えておいて、あとで返す」などと言って、振込やギフトカードの購入、決済コードの送信を頼みます。「今すぐ」「困っている」と急かすのが特徴です。
なぜだまされてしまうのか
「子どもが困っている」と思えば、親は助けたくなります。その気持ちにつけ込むのが、この詐欺の狙いです。
文字だけのやり取りなので、声や話し方の違和感で気づけません。「スマホが壊れた」という理由が、電話で確認できないことの言い訳にもなっています。「本人かどうか確かめにくい」状況を、あえて作り出しているのです。
見分け方・本人確認のしかた
まず、元の番号に電話して確かめる
「番号が変わった」と言われても、鵜呑みにしない。今まで使っていた本人の電話番号に、自分から電話をかけて確認します。本当に本人なら、それで話が通じます。つながらなければ、別の家族に確認しましょう。
お金・決済の話が出たら、いったん止まる
メッセージで「立て替えて」「ギフトカードを買って番号を送って」と言われたら、その時点で強く疑ってください。本人確認が取れるまで、絶対に送金・購入をしないことです。
家族で「合言葉」を決めておく
家族だけがわかる合言葉や質問を決めておくと、なりすましを見抜けます。「番号が変わった」と連絡が来たら、まず合言葉を確認する習慣をつけましょう。
もし送ってしまったら
お金を振り込んでしまった場合は、すぐに振込先・自分の銀行の両方に連絡し、組戻しや口座凍結を依頼します。ギフトカードの番号を送ってしまった場合は、購入したカード会社に連絡し、まだ使われていないか確認します。あわせて、警察相談ダイヤル #9110、消費者ホットライン 188 に相談してください。
「これって詐欺?」で30秒チェック
「このメッセージ、本当に家族?」と迷ったら、無料の判定ツールで確認できます。
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困ったときの相談窓口
- 警察相談ダイヤル:#9110(平日8:30〜17:15・通話料有料)
- 消費者ホットライン 188(最寄りの消費生活センターへ)
進行中の被害・緊急時は 110番(警察)へ。
参考情報・公的情報源
本記事は以下の公的機関・公式情報源を参考に作成しています。最新情報や詳細は各機関の公式ページをご確認ください。
編集部
警察庁・国民生活センターの公表情報をもとに、最新の詐欺手口を発信しています。


