電話詐欺・特殊詐欺手口紹介

通信会社(NTT・ドコモ・au)を装う詐欺の見分け方

2026.07.15更新 2026.07.158
通信会社(NTT・ドコモ・au)を装う詐欺の見分け方

この記事のまとめ

「NTTファイナンスの○○です、未払い料金があります」「ドコモのプランを安くできます」――こうした通信会社を名乗る電話・SMS・メールはほぼ詐欺。手口と対処法を解説します。

「NTTファイナンスの○○です。インターネット料金の未払いがあります。本日中にお支払いください」――こうした通信会社を名乗る電話やSMSは、ほぼすべて詐欺です。

通信会社を装った詐欺は、年間被害件数1万件超、被害総額は数十億円にのぼります。本記事では、NTT・ドコモ・au・SoftBank を装った典型的な手口、危険を見抜く7つのサイン、対処法を解説します。

こんな連絡が来たら要注意(実例3つ)

実例1:NTTファイナンスを装う電話

「NTTファイナンスの田中です。インターネット料金の未払いが3ヶ月分あります。本日中にお支払いいただかないと、法的手続きに移行します。コンビニで電子マネーをお買い求めの上、コードをお知らせください」

実例2:ドコモを装うSMS

【ドコモ】お支払いが確認できておりません。ご利用停止前にご確認ください。 https://docomo-payment.xxx.com/

実例3:au を装うメール

件名:【au】契約内容変更のお知らせ 本文:au のお客様へ:プラン変更の通知ができていない契約者様が対象です。下記より確認をお願いします。 https://au-update.xxx.net/

これらはすべて通信会社装い詐欺の典型例です。本物の通信会社が、コンビニで電子マネーを買って番号を教えるよう要求することは絶対にありません。

通信会社装い詐欺の典型的な手口

詐欺グループは、おもに3つのパターンで通信会社装い詐欺を仕掛けてきます。

パターン1:未払い料金詐欺(電子マネー誘導)

「NTTファイナンス」「料金センター」を名乗り、未払い料金を口実にコンビニで電子マネー(Apple Gift Card、Amazon ギフトカード、Google Play カード)を購入させ、コード番号を聞き出します。これらは盗まれたお金として現金化されます。

パターン2:プラン変更を装う偽サイト誘導

「プランを安くできる」「契約内容変更」を口実に偽サイトに誘導し、ID・パスワード・クレジットカード情報を盗みます。

パターン3:SMS でフィッシング

「未払い」「利用停止」を理由に偽サイトに誘導し、ログイン情報やカード情報を窃取します。

なぜ騙されてしまうのか

通信会社装い詐欺に多くの人が引っかかってしまうのは、3つの心理的な仕組みが重なるためです。

ひとつめは権威性。「NTT」「ドコモ」など長年使ってきた信用のある通信会社の名前を出されると、警戒心が下がります。

ふたつめは損失恐怖。「利用停止」「法的手続き」と告げられると、急いで対応してしまいます。

みっつめは認知の混乱。「NTTファイナンス」「ドコモオンライン」など、実在しそうな子会社名・ブランド名を使うことで、聞き手は本物かどうか判断しづらくなります。

危険サイン7つ(保存推奨)

以下に1つでも当てはまれば、詐欺の可能性が非常に高いです。

  1. 電話で「未払い料金」「利用停止」と告げられる
  2. コンビニで電子マネー(ギフトカード)を買うよう指示される
  3. 「090」「080」など携帯番号からの電話
  4. SMS の URL ドメインが公式(docomo.ne.jp、ntt-east.co.jp、au.com、softbank.jp 等)ではない
  5. 「本日中」「○時間以内」と急がせる
  6. ID・パスワード・カード情報の入力を求められる
  7. 折り返し連絡を「指定の番号」にかけ直すよう言われる

本物の通信会社が、コンビニでギフトカードを買わせて料金を支払わせることは絶対にありません。

本物の通信会社はこうしている

本物の通信会社の支払い案内は、必ず次のいずれかの方法で行われます。

ひとつめ、紙の請求書・督促状の郵送。料金滞納の場合、書面で複数回督促されます。電話で「コンビニで電子マネーを買って」と言うことはありません。

ふたつめ、公式アプリ・公式サイトでの通知。ドコモアプリ、My au、My SoftBank などのアプリでログインして確認するのが基本です。

みっつめ、公式の問い合わせ窓口(テクニカルサポート、契約変更窓口)。これらは契約者からの問い合わせを受ける側で、向こうから電話してくることはほぼありません。

「コンビニで電子マネーを買ってきて」「コード番号を教えて」は、100%詐欺のサインです。

もし被害にあったら

「電子マネーのコードを教えてしまった」「URLからログインしてしまった」――そんなときは、被害最小化のための初動が重要です。

即座にすべきこと

  1. 電子マネー発行元に連絡(コードの使用停止依頼)
  2. 警察相談ダイヤル #9110
  3. 消費者ホットライン 188

電子マネーは取り戻せるか

電子マネーのコード番号を伝えた直後(数分以内)なら、発行元(Apple、Amazon、Google)に連絡して使用停止できる可能性があります。Apple Gift Card は「電話番号教えて」では支払いはできないので、教えただけで完了している場合は急いで対応すれば取り戻せることもあります。

URLからログイン情報を入力した場合

該当アカウントのパスワードを変更。二段階認証を有効化。クレジットカード会社にも連絡して状況を伝えてください。

予防のためにできる3つのこと

ひとつめ、未払い料金の電話は絶対に信用しない。本物の通信会社は紙の請求書で督促します。電話やSMSで「未払い」と言われたら、即座に詐欺と判断しましょう。

ふたつめ、料金確認は公式アプリ・公式サイトから。My docomo、My au、My SoftBank などのアプリで支払い状況を確認すれば、本当の未払いがあるかどうかすぐわかります。

みっつめ、家族で情報共有。「コンビニで電子マネーを買って」と電話で言われたら、それは100%詐欺だと家族に伝えておきましょう。

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困ったときの相談窓口

  • 警察相談ダイヤル #9110(24時間・通話料無料)
  • 消費者ホットライン 188(最寄りの消費生活センターへ)
  • 金融庁 金融サービス利用者相談室(0570-016811)

緊急時は 110番(警察)または最寄りの警察署へ。

参考情報・公的情報源

本記事は以下の公的機関・公式情報源を参考に作成しています。最新情報や詳細は各機関の公式ページをご確認ください。

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編集部

警察庁・国民生活センターの公表情報をもとに、最新の詐欺手口を発信しています。

本記事は 2026.07.15 時点の情報をもとに作成しています。判定や対策は参考情報であり、被害の可能性がある場合は速やかに警察(#9110)または消費者ホットライン(188)へご相談ください。

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