ロマンス詐欺手口紹介

ロマンス詐欺の手口と見分け方|マッチングアプリ・国際恋愛装い

2026.07.178
ロマンス詐欺の手口と見分け方|マッチングアプリ・国際恋愛装い

この記事のまとめ

マッチングアプリやSNSで知り合った相手から「投資して欲しい」「困っている」と頼まれたら、ほぼ100%ロマンス詐欺です。典型的な手口、危険を見抜くサイン、対処法を解説します。

「あなたといると幸せです。一緒にビジネスを始めませんか」「家族が病気で、治療費を貸してほしい」――マッチングアプリやSNSで知り合った人からこんな話が出てきたら、ほぼ100%ロマンス詐欺です。

ロマンス詐欺は中高年を中心に被害が急増しており、1件あたりの被害額が数百万〜数千万円と巨額になるのが特徴。本記事では、典型的な手口、危険サイン、被害にあったときの対処法を解説します。

こんな相手だったら要注意(実例3つ)

実例1:国際ロマンス詐欺

「私はアメリカ軍人で、シリアで任務中です。あなたの写真に惹かれて連絡しました。任務が終わったら日本に行きたい。それまで愛を育みましょう」

実例2:投資勧誘型ロマンス詐欺

「私と一緒に資産を築きませんか?私が使っている取引所は確実に儲かります。あなたのお金を増やしたいんです。少しずつ投資してみませんか」

実例3:家族トラブル型

「実は母が病気で、治療費が必要なんです。今お金がなくて困っています。あなたを愛しているからこそ、頼れる人がいなくて…少しだけ貸してくれませんか」

これらはすべて典型的なロマンス詐欺の手口です。本当に恋愛関係にある相手なら、こうした金銭の話を直接持ち出すことはほぼありません。

ロマンス詐欺の典型的な手口

詐欺グループは、おもに3つの段階で恋愛関係を装って近づいてきます。

段階1:マッチングアプリ・SNSでの接触

マッチングアプリ(Pairs、Tinder、Tantan等)、Instagram、Facebook、LinkedIn などで美男美女のプロフィール写真を使って接触してきます。プロフィールには「軍人」「医師」「実業家」「在留外国人」などの設定が多く使われます。

段階2:信頼関係の構築

毎日 LINE や WhatsApp でメッセージを交換し、「あなたしかいない」「将来一緒になろう」と恋愛感情を煽ります。2〜3ヶ月かけてじっくり関係を築き、警戒心を完全に解いていきます。

段階3:金銭要求

「家族が病気」「投資で一緒に儲けよう」「日本に行くための渡航費」など、何らかの理由で金銭を要求します。最初は少額で、徐々に金額が大きくなります。被害者が気付くのは、何百万も送金した後です。

なぜ騙されてしまうのか

ロマンス詐欺に多くの人が引っかかってしまうのは、3つの心理的な仕組みが重なるためです。

ひとつめは愛情への渇望。中高年の独身者や離婚経験者は、心の隙間を抱きやすく、優しい言葉に弱いです。その弱みにつけ込んで、言葉巧みに近づいてきます。そのため「自分を愛してくれる人がやっと現れた」と感じてしまいます。

ふたつめは時間投資。2〜3ヶ月かけて関係を築くと、「ここまで時間をかけたのに今さら疑えない」という心理が働きます。詐欺だと薄々気付いても、認めたくない感情が判断を曇らせます。

みっつめは孤立。詐欺グループは「私たちの関係は二人だけの秘密」と他者に相談させないよう仕向けます。家族や友人に話さないため、客観的な判断機会を失います。

危険サイン7つ(保存推奨)

以下に1つでも当てはまれば、ロマンス詐欺の可能性が極めて高いです。

  1. 出会って間もないのに「愛している」「結婚したい」と急速に距離を詰めてくる
  2. 自称「軍人」「医師」「実業家」など、信頼性が高そうな職業を名乗る
  3. ビデオ通話を拒否する、または極端に避ける
  4. 写真が異常に綺麗、モデルのよう
  5. 投資・送金・物品輸送など、金銭やお金関連の話が出る
  6. 「家族には内緒で」「私たち二人の秘密」と他者への相談を阻む
  7. 直接会う約束をしても、毎回都合が悪くなる

会ったこともない相手からの送金・投資の話は、100%詐欺と判断してください。

本物の恋愛と詐欺の見分け方

本物の恋愛関係と、ロマンス詐欺との違いは以下です。

ひとつめ、本物の関係なら、ビデオ通話・対面に応じます。「カメラが壊れた」「派遣先が辺境地で通信が悪い」と何度も理由をつけて拒否するなら、写真と本人が違う詐欺です。

ふたつめ、本物の関係なら、金銭の貸し借りは慎重に。本気で愛し合っている相手なら、出会って数ヶ月で大金を要求することはありません。

みっつめ、本物の関係なら、家族や友人への紹介を受け入れます。詐欺師は実在の人物としての証明ができないため、第三者を介入させることを極端に嫌がります。

「会ったことがない、お金を要求してくる」――この2点が当てはまれば、相手は詐欺師です。

もし被害にあったら

「送金してしまった」「投資した」「物品を購入して送った」――そんなときは、被害最小化のための初動が重要です。

即座にすべきこと

  1. 警察相談ダイヤル #9110(24時間・通話料無料)
  2. 国民生活センター 188(消費者ホットライン)
  3. 送金した銀行に連絡(振込停止・組戻し依頼)

写真や情報を集めて警察に提供

詐欺師の使った写真、プロフィール情報、送金履歴、メッセージのやりとりをスクリーンショットで保存し、警察に提出します。これらは捜査・被害回収の重要な証拠になります。

二次被害に注意

「あなたの被害金を取り戻します」という業者は、二次被害の罠です。警察と国民生活センター以外の業者には絶対に頼らないこと。

予防のためにできる3つのこと

ひとつめ、ネットで知り合った相手とは、必ずビデオ通話・対面確認をする。これだけで詐欺の9割は防げます。一度も会ったことがない人を「恋人」と思い込まないルールを作りましょう。

ふたつめ、お金の話が出たら即終了。本物の恋愛関係でも、出会って数ヶ月の相手にお金を要求するのは異常です。お金の話が出たら、それは関係を続ける価値のない相手だと判断してください。

みっつめ、家族や友人に相談する習慣を持つ。とくに高額のやり取りが始まりそうな時、必ず信頼できる第三者に状況を話してみる。「私たちの秘密」と相手が言うなら、それ自体が詐欺のサインです。

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困ったときの相談窓口

  • 警察相談ダイヤル #9110(24時間・通話料無料)
  • 消費者ホットライン 188(最寄りの消費生活センターへ)
  • 金融庁 金融サービス利用者相談室(0570-016811)

緊急時は 110番(警察)または最寄りの警察署へ。

参考情報・公的情報源

本記事は以下の公的機関・公式情報源を参考に作成しています。最新情報や詳細は各機関の公式ページをご確認ください。

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編集部

警察庁・国民生活センターの公表情報をもとに、最新の詐欺手口を発信しています。

本記事は 2026.07.17 時点の情報をもとに作成しています。判定や対策は参考情報であり、被害の可能性がある場合は速やかに警察(#9110)または消費者ホットライン(188)へご相談ください。

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